【日記 vol.27】米津玄師とボカロP「ハチ」の関係は?『ドーナツホール』の歴史を一挙解説!

※アイキャッチ画像はドット絵アーティストTAiRA(私)制作のファンアートです。

皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。

 

2024年9月30日、YouTube上に1つのMVがアップされました。

「どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。」

 

そのMVとは、『ドーナツホール 2024』

YouTube

どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。━━━━━━━━━━━ ドーナツホール 2024…

 

なんと!

2013年にYouTube上にアップされた、

ボカロP「ハチ」さんのMV『ドーナツホール』が、

いかつくて超かっこいいアニメーションにリメイクされて再登場したのです!

 

このサプライズはハチさんのファン・米津玄師さんのファンを大歓喜させました。

更紗
私も『ドーナツホール 2024』のMVヘビロテしています!
ハチさんの動画なんだから、ハチさんのファンが喜ぶのは分かるけど…なんで米津玄師さんのファンも喜ぶの?
更紗
え…知らないんですか?米津玄師さんが度々「ハチ」という名義でボカロ曲を発表していること。
今回の記事では、そんな「今さら聞けない米津玄師さん・ハチさんの関係」と「『ドーナツホール』の歴史」をご紹介します。
ハチさんなくして米津玄師さんを語ることはできません。
皆さんがこの記事を読んで、より一層『ドーナツホール 2024』を楽しめるようになりましたら、この上なく幸せです。

是非ご一読ください!

【ドーナツホール】米津玄師さんのもう一つの顔、ボカロP「ハチ」

皆さんは、米津玄師さんが元はボカロP「ハチ」として活動していたことをご存知ですか?

ボカロPとは、ボーカロイドなどの音声合成ソフトで楽曲(ボカロ曲)を制作する音楽家のこと。

ボーカロイドの初音ミクちゃんなら知っているよ!米津玄師さんがボカロPだったなんて知らなかった。
更紗
皆さんご存知の方ですと、YOASOBIのAyaseさんもボカロPの一人です。
米津玄師さんは、2009年頃から「ハチ」という名義でボカロ曲を制作し、ニコニコ動画にアップしていました。
「ハチ」名義のアルバムは下記の2つリリースされています。
↓ ハチ 1st Album『花束と水葬』 

↓ ハチ 2nd Album『OFFICIAL ORANGE』 

その後、2012年に本名「米津玄師」名義の1st Album『diorama』でソロデビュー。
2013年に「米津玄師」名義のシングルCD『サンタマリア』をリリースし、メジャーデビューしました。
その後「米津玄師」名義で活動する中でも、度々「ハチ」名義のボカロ曲を自身の声でカバーしてきました。
ここでは、米津玄師さんがカバーした「ハチ」のボカロ曲を3曲ご紹介します!

米津玄師さんがカバーした「ハチ」のボカロ曲

『沙上の夢喰い少女』

↓ ハチ『沙上の夢喰い少女』MV ↓
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(2010年5月3日 投稿作品) MUSIC: ハチ MOVIE:南方研究所 SINGER: 巡音ルカどうも、ハチで…

後に、この曲を『ゆめくいしょうじょ』というタイトルでご自身でカバーしています。
『ゆめくいしょうじょ』は、「米津玄師」名義のシングルCD『ピースサイン』に収録されています。
↓ 米津玄師『ピースサイン』シングルCD ↓

『ドーナツホール』

↓ ハチ『ドーナツホール』MV ↓

YouTube

どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。MOVIE & MUSIC:ハチ________…

『ドーナツホール』を米津玄師さんが歌唱したバージョンは、米津玄師 2nd Album『YANKEE』に収録されています。

『YANKEE』(意味:移民)は「ハチ」らしさと「米津玄師」らしさが入り交じった楽曲が多く、私も大好きなアルバムです。

『ドーナツホール』以外の楽曲もオススメなので、まだ聴いたことがない方は、是非アルバムをお手にとってみてください!

↓ 米津玄師 2nd Album『YANKEE』 ↓

『砂の惑星』

↓ ハチ『砂の惑星』MV ↓

YouTube

どうも、ハチです。Hello, HACHI初音ミク「マジカルミライ2017」テーマソングMiku Hatsune 10t…

『砂の惑星』を米津玄師さんが歌唱したバージョンは、米津玄師 4th Album『BOOTLEG』に収録されています。

『BOOTLEG』(意味:海賊版)はコラボ曲が多く開放的で、なんとリリース翌年までチャートインを続けたとのこと。

名曲しかありません!!!まだ聴いたことがない方は、是非アルバムをお手にとってみてください!

【ドーナツホール】2013年版(旧作)を解説!米津玄師さん手描きの4人のボーカロイドが登場するMV

2013年にYouTube上にアップされた『ドーナツホール』のMV。

これは、米津玄師さんが本名で活動するようになってから初!の「ハチ」名義の楽曲でした。

「ハチ」時代からのファンが大歓喜したのも至極当然です。

この時も、米津玄師さんは「どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。」とコメントしていたんですよ。

今回の新しい『ドーナツホール 2024』は、当時を思い起こさせてくれたんだね。
更紗
しかもMVは、米津玄師さんの個人制作によるもの!米津玄師さんが手描きした4人のボーカロイドがいい味を出しているんですよ。

ちなみに、『ドーナツホール』に登場するボーカロイドは下記の4人です。

<『ドーナツホール』に登場する4人のボーカロイド>

  1. GUMI(歌唱)
  2. 初音ミク
  3. 巡音ルカ
  4. 鏡音リン

『ドーナツホール』の歌唱を担当しているのは、サムネイルにもなっているGUMIさんです。

アップテンポな曲で、無限ループにはまれるメロディ、心がひりつく歌詞、どれをとっても最高です。

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どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。MOVIE & MUSIC:ハチ________…

【ドーナツホール】2024年版(新作)を解説!米津玄師さんがキャラクターデザイン・原案を務めるアニメーション作品

今回『ドーナツホール 2024』を制作することになったきっかけは、

GODIVAからの「ドーナツホールのコラボ商品を出したい」という打診だったそう。

それなら新たに絵を描こうと一念発起してGUMIたちを描き下ろし始めたのですが、次第にどうも「彼女たちが自分の中で成長している」ことに気づきました。

頭身も顔つきも服装も新たになった姿を見て、ああこんなふうになったんだなあと感慨に耽っているうちに、ふと当時この曲のMVを作っていた頃のことを思い出しました。11年前の投稿者コメントにも書いたように、この曲で少年漫画のような物語を作りたいと夢想していたのです。

しかし当時のわたしにはそれを実現するだけの技術がなく、またそこに邁進するだけの時間もありませんでした。

ー米津玄師(2024年9月30日 Xのポストより)

X (formerly Twitter)

今回の新MVはGODIVAさんからドーナツホールで商品を出したいというお話を頂いたところから始まりました。直感的に面白そ…

夢のまま置き去りにされていた「ドーナツホールの物語」。

それが11年の時を経て、この度アニメーション作品として完成したのです。

ファンとしても、感無量以外の何者でもありません…!

ちなみに、この「ドーナツホールの物語」のあらすじは下記のように公開されています。

「壊れていても構いません」

雑然とした下町で、廃品回収業を営むGUMI、初音ミク、巡音ルカ、鏡音リンの4人。

軽トラに乗って、間抜けなアナウンスをスピーカーで流しながら、壊れたテレビやパソコンなどを回収している。

雑居ビルの一角にリサイクルショップという名目でオフィスを構えているが、ほとんどがガラクタに値札を貼って並べただけの倉庫のような様相。そんな4人のもとに、いつしか個人では処理しきれないガラクタの依頼が舞い込むようになり、ひょんなことから遺棄物がGUMI達のもとに渡ってくる。

一方、都市中央では環境美化組織が発足し、美しい街の再開発と銘打って下町の一掃作戦が始まろうとしていた。徐々に脅かされていく下町の生活に、反発するGUMI達だったが。政府や美化組織それぞれの思惑が渦巻くなか、「ごみ山で危険生物が見つかった」という緊急ニュースが流れ、下町もろとも更地に一掃する「ごみ山美化作戦」の強行突破が急遽はじまる。

ー『ドーナツホール 2024』

米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」

「ドーナツホール」の新原画のプリントチョコレートと、ゴディバが新たに制作した 「ドーナツショコラ」がオリジナルデザインの…

MVを観ている時も気付きましたが、先月リリースした米津玄師 6th Album『LOST CORNER』の収録曲『がらくた』にインスピレーションを受けたストーリーなんですね。

『がらくた』も聴いた上で改めて『ドーナツホール 2024』のMVを観ると、また違った見方ができて面白いですよ!

↓ 米津玄師『がらくた』MV ↓

YouTube

映画「ラストマイル」主題歌  米津玄師「LOST CORNER」収録Theme Song for the movie "…

↓ 『がらくた』が収録されている米津玄師 6th Album『LOST CORNER』 ↓

【ドーナツホール】最高の経験をありがとう

米津玄師さんのボカロP「ハチ」としての活動、『ドーナツホール』の歴史を振り返りました。

こんなに胸が高鳴る経験をすることは、滅多にあることではありません。

いつも「ファンを喜ばせたい!」という一心で素晴らしい作品を生み出してくださる米津玄師さん、そしてハチさんには感謝しかありません。

現在は「米津玄師」名義での活動がメインのため、「ハチ」名義での活動は少ないですが、

またいつか、ふらりと「どうも、ハチです。」とYouTube上にハチさんが登場してくれること、心待ちにしています。

この度は、最高の経験をどうもありがとうございました。

また、最後までお読みくださった皆さんも、どうもありがとうございました!

引き続き『ドーナツホール 2024』をお楽しみください〜。

↓ 『ドーナツホール 2024』 ↓

YouTube

どうも、ハチです。久しぶりに作りました。少年漫画っぽいのを目指しました。━━━━━━━━━━━ ドーナツホール 2024…