【日記 vol.37】”職業”は存在しない!?『はいよろこんで』こっちのけんとさんの仕事感をご紹介!

※アイキャッチ画像は『はいよろこんで』ジャケット画像から拝借

皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。

皆さんは、はいよろこんでという楽曲をご存知ですか?

2024年5月27日YouTubeに公開された『はいよろこんで』のMVは、約半年経過した12月11日現在、1.4億回という脅威の再生回数に迫っています。

「まだ聴いたことがない」という方は、是非一度、MVをご覧ください!

↓ 『はいよろこんで』MV ↓

YouTube

・・・ーーー・・・我ながら未だにうつ病や躁鬱が理解できず「どこからが”病”なのか」「どこまでが”優しさ”や”我慢”なのか…

↓ 『はいよろこんで』歌詞 ↓

『はい 喜んで』『あなた方のため』『はい 謹んで』『あなた方のために』
差し伸びてきた手 さながら正義仕立て嫌嫌で生き延びて わからずやに盾『はい 喜んで あなた方のために』『出来ることなら出来るとこまで』
あと一歩を踏み出して 嫌なこと思い出して奈落音頭奏でろ 「・・・」もう一歩を踏み出して 嫌なこと思い出して鳴らせ 君の3〜6マス 「・・・ーーー・・・」
ギリギリダンス ギリギリダンス (踊れ)ギリギリダンス ギリギリダンス (もっと鳴らせ)ギリギリダンス ギリギリダンス (踊れ)ギリギリダンス ギリギリダンス (もっと鳴らせ)
慣らせ 君の病の町を隠せ 笑える他人のオピニオンうっちゃれ 正義の超人たちを鳴らせ 君の3〜6マス 「・・・ーーー・・・」
怒り抱いても優しさが勝つあなたの欠けたとこが希望(Save this game, Mr. A)救われたのは僕のうちの1人で
あと一歩を踏み出して 嫌なこと思い出して奈落音頭奏でろ 「・・・」もう一歩を踏み出して 嫌なこと思い出して鳴らせ 君の3〜6マス分かれ道 思うがまま go to Earth任せたきりワガママな言葉さぁ! 奏でろ ハクナマタタな音は「・・・ーーー・・・」
ギリギリダンス ギリギリダンス (踊れ)ギリギリダンス ギリギリダンス (もっと鳴らせ)ギリギリダンス ギリギリダンス (踊れ)ギリギリダンス ギリギリダンス (もっと鳴らせ)
慣らせ 君の病の町を隠せ 笑える他人のオピニオンうっちゃれ 正義の超人たちを鳴らせ 君の3〜6マス 「・・・ーーー・・・」
『はい 喜んで あなた方のために』『出来ることなら出来るとこまで』『はい 謹んで あなた方のために』鳴らせ 君の3〜6マス 「・・・ーーー・・・」
ー『はいよろこんで』こっちのけんと

私は、この曲が「日本人が抱く閉塞感を表現している」と思いました。

日本人には、真面目で優しい人が多いです。

けれど、その笑顔の裏には深刻な切迫感が隠れていて、ギリギリの日々を過ごしていらっしゃる方もいることでしょう。

この歌詞には「奏でろ」「鳴らせ」「踊れ」などこちらを鼓舞する表現が多用されていることから、

鬱屈とした気持ちを「吐き出せ!」と言われているように私は感じました。

明るい未来が見えない、現代の日本情勢にピッタリ合っているね。
更紗
この曲で描かれている人物像に共感できた人も多いのではないでしょうか。

作詞・作曲・歌唱を務められたのは、アーティストのこっちのけんとさん。

『はいよろこんで』の大ヒットが認められ、2024年末の紅白歌合戦への出場も決定しています。

誰もがこっちのけんとさんに順風満帆な印象を抱くと思いますが…実はこっちのけんとさんは、会社員時代に抑うつ状態と診断され、退職せざるを得なかった過去があるのです。

今回は、就活生によるこっちのけんとさんのインタビュー記事を参考に、こっちのけんとさんの意外な事実、「わがまま空間」の提案、目から鱗の仕事感をご紹介!

「働き方に悩んでいる」「どんな働き方をすればいいか分からない」という方は、金言を見つけられること間違いありません。

是非ご一読ください!

↓ NHK『大学生とつくる 就活応援ニュースゼミ』のインタビュー記事 ↓

NHK NEWS WEB

【NHK就活ゼミ】 紅白歌合戦への出場を決めたこっちのけんとさん。アーティスト活動を仕事にする前には、就職活動をして会社…

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【こっちのけんとさん】意外な事実!兄は俳優・元会社員・病気を患った過去〜あなたの「わがまま空間」は?

私はこっちのけんとさんのことを、『はいよろこんで』を作った人ということ以外、何も知りませんでした。

しかし…このインタビュー記事を読んで、こっちのけんとさんの意外な事実が次々と明らかに。

なんと、兄は俳優の菅田将暉さん!

そして会社員時代、抑うつ状態と診断され退職せざるを得なかった過去を抱えていらっしゃるとのこと。

働き方に悩んだ経験があるから、『はいよろこんで』という楽曲が人の心に響くんだろうね。
更紗
『はいよろこんで』MV動画の概要欄には、下記のようなメッセージが書かれていました。とても優しい言葉だと思いました。

我ながら未だにうつ病や躁鬱が理解できず「どこからが”病”なのか」「どこまでが”優しさ”や”我慢”なのか」を見失う毎日のため、日々SOSを出す癖をつけたいと思い制作いたしました。

とても辛いことですが、ここで一歩を踏み出して嫌だったことを思い出して、周りが気づくくらい泣き喚くのもグッジョブだと思います。 それに人生は長いので全回復してもまた擦り減ります。 ハートギリギリをキープして有耶無耶に生きてやりましょう。

こんな生きづらい世の中で自分を克服して生きやすくなったとしても、きっとその生き方は心地よくないので「好きなことをしている時だけ本当の自分に戻る」を意識するといいかもしれません。嫌なことをしている時は「こんなの自分じゃない」と思いますが、そりゃそうです。 そんなのあなたじゃありません。

自分がわがままになれる瞬間や環境を作るのがまずは第一歩なのかもしれません。 僕の場合は音楽を作っている時や妻と休日にマクドを食べるときです。セットにチキンナゲットもつけます。ここぞとばかりに欲張ります。セットの飲み物はミルクです。口頭で注文した時クルーにクスっと笑われました。なんでや。

とにかく、 簡単なので「わがまま空間」を過ごしている時は「幸せやなぁ」って自惚れまくってくださいね。

ーこっちのけんと

自分がわがままになれる瞬間や環境…皆さんにはそんなわがまま空間がありますか?

私も以前は、「わたし時間」と称してセルフケアの時間を設けていたのですが、長続きしませんでした。

16 personalitiesの「提唱者」はセルフケアが苦手なんです(笑)。

とはいえ、私の「わがまま空間」って何かな?と考えてみたところ…「子どもたちが学校に行っている間にとる仮眠」が至福のひとときであるという結論に至りました。

なんだ、ほぼ毎日「わがまま空間」を過ごしているじゃん!幸せ〜!

まあ、第一子のインターナショナルスクールがもう冬休みなので、しばらくお預けなんですけど…(枯)。

皆さんも、是非「わがまま空間」を確保して幸せを噛み締めてくださいね!

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【こっちのけんとさん】”職業”は存在しない!?目から鱗の仕事感に共感!

インタビュー記事では、大学生のインタビュアーがこっちのけんとさんの経歴に迫ります。

こっちのけんとさんの大学生時代、就活生時代、会社員時代…どれも興味深かったです。

更に、「けんとさんにとって『仕事』とは?」という、こっちのけんとさんの仕事感についての質問がなされ、その回答が下記の通りでした。

僕は昔から「”職業”って存在しない」と思っています。その人その人ができることをした結果、それが仕事になっているだけで、別に職業としてくくる必要はないんじゃないかって。

だから僕はずっと、将来「この職業につきたい」というよりは「自分自身が仕事になりたい」と思っていた気がします。

もしこの世に仕事がなかったとしたら自分は何がしたいかと考えられたら、それがきっとやりたいことであり、自分の人生を彩るものではないでしょうか。

(中略)

「この職業になる」というよりも、自分のやりたいこと、得意なことをやっていけば、それが仕事になるかも、って考えて生きていくのも楽しいと思います。

ーこっちのけんと

いかがでしょう?

私はこの、こっちのけんとさんの仕事感に心が揺さぶられました!

多くの人はどうしても「職業」という枠を先に決めたがり、その枠に自分をムリヤリ押し込みます。

その方が分かりやすい、効率的、安心できる…といったメリットもよく理解できます。

しかし、こっちのけんとさんの仰るように、「職業」という枠を取っ払ってみたら…私たちは何を仕事にして生きていくのでしょうか。

きっと、まず「自分」をよく見て、できることをやっていく。

いつかそれが仕事になる…かもしれない。

こちらの方が分かりにくいし、非効率的だし、不安も強い…といったデメリットがある。

でも、そういう生き方も楽しいかもしれない。

確かにその通りだと思いました。

↓ NHK『大学生とつくる 就活応援ニュースゼミ』のインタビュー記事 ↓

NHK NEWS WEB

【NHK就活ゼミ】 紅白歌合戦への出場を決めたこっちのけんとさん。アーティスト活動を仕事にする前には、就職活動をして会社…

まとめ

私は本業の専属産業医の仕事を辞めてから、「自分にできることって何だろう?」とよく考えていたので、

こっちのけんとさんの仕事感に深く共感することができました。

私は海外移住をしてから家事・育児に精一杯で、フルタイムで働けないことにずっと罪悪感を抱いていました。

けれど、今の私にできることは家事・育児・副業少し。

まずはその事実を素直に受け止めたいと思いました。

結局のところ、お金になるかどうかはさておき、できることをやるしかないんですよね。

私の場合、他にも語学学習、友人のお子さんの送迎・お預かりなど…

「まだ自分ができることがある」ということに、素直に感謝の気持ちが湧いてきます。

皆さんも一度、「医師という職業」を取っ払って、「ただ一人の人間としてできること」を考えてみてください。

新しい人生の道筋が見えてくるかもしれませんよ。

では、また!

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