【医師のための生成AI活用術①】絶対に押さえておきたい「基礎編」〜最新版「セルフ働き方改革」の方法も紹介

皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。

いやあ…今年は子ども向けの映画が公開ラッシュで大変ですね。

ざっと調べただけでも、観たい映画が10個もありました。

ねこさん
そんなことで悩んでいるのは君だけだよ。
更紗
うちの子どもたちはマレーシアで映画館大好きになりました!スペシャルな経験をさせてあげたいので、時間とお金の都合がつく限り、たくさん足を運ぼうと思います〜。

さて、今回は久々の「テクノロジー」カテゴリの記事です。

皆さんは、近畿大学医学部皮膚科学教室主任教授の大塚 篤司先生をご存知ですか?

ねこさん
X(旧Twitter)で有名な先生だよね(@ostukaman)。B’zが大好きで、講演会の演題名もB’zの歌詞だったりするらしいよ。
更紗
私は以前から、大塚先生のアトピー関連の書籍を拝読しておりました!

そんな大塚先生、皮膚科医でありながら、なんと!生成AIにも精通していらっしゃいます。

医師による医師のためのChatGPT入門』というシリーズで、これまで3冊書籍を執筆されているんですよ。

↓ 2024年4月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

↓ 2024年9月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門②』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

↓ 2025年12月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門③』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

私自身も医師で生成AIについて勉強していたので、もっと早く手に入れたかったのですが、

シリーズ一冊目が発売された当時、私はマレーシアに住んでおりました。

紙の書籍しか発売されていなかったため購入を見送り…日本に本帰国してから、シリーズ3冊分を一気に購入しました!

更紗
書籍を手に取ることが出来てとっても嬉しかったです!マレーシアで我慢していた反動なのか、本帰国後はやたらと紙の書籍を購入しています(笑)。

私はこれらの書籍に目を通して、「唸るほど素晴らしい本だ」と思いました。

生成AIについての書籍は星の数ほどあれど、

医師目線でかつ倫理面にも配慮された実用書は、まだまだ少ないのが現状です。

更紗
全ての医師に、『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズをオススメいたします!

生成AIは、今や「医師の働き方を改善する上で避けては通れない」スキルの一つ。

当ブログにおいて、必修科目であることは間違いありません。

よって今回の記事から複数回に分けて、「医師が生成AIを活用するためのノウハウ」を紹介いたします。

今回は絶対に押さえておきたい「基礎編」です。

参考書籍はもちろん『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズ!

この記事を読むことで、「生成AIの進化が早すぎてついていけない」「自分の働き方に悩んでいる」という方も、

「ChatGPTをはじめとしたデジタルツールを活用して働き方を改善する」ことが叶うはずです。

是非ご一読ください!

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【生成AI】今日から出来る!ChatGPT活用法

医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズは、登場人物2人のやりとりでストーリーが進行していきます。

  • 花咲アイ先生(2年目の皮膚科医。パソコンが苦手)
  • おーつか先生(皮膚科医、大学教授。生成AIのワークショップを開催)

「ChatGPTなんて難しそう…」と本書に手を出せないでいる方も、心配ご無用。

こちらが分からないことは花咲先生が代弁してくれますし、おーつか先生が手取り足取り丁寧に教えてくださいます!

早速下記サイトから、ChatGPTの利用を開始しましょう。

↓ ChatGPT公式サイトURL ↓

https://chatgpt.com/ja-JP/

生成AIに指示・命令を出す文章をプロンプトと呼びます。

早速、ChatGPTにプロンプトを入力してみましょう。

今日からでも下記のようなことにChatGPTを利用することが出来ます。

<ChatGPTに出来ること(一例)>

  • メールの作成
  • 学会抄録の作成
  • 誤字脱字のチェック
  • 契約書のチェック
  • 当直表の作成

<プロンプトを書く際のポイント>

はじめに役割を与えること(例:あなたは優秀な皮膚科医です、あなたは優秀な日本の弁護士です など)

更紗
私の元同僚の看護師さんも、「苦手な人からのメールは返事に悩むので、ChatGPTに返事を書いてもらっています」と言っていました。メールのやり取りに結構な時間を割いている人は、早速ChatGPTに頼んでみてはどうでしょうか?

自分で抄録を書けるようになるのも大事。

AIにサポートしてもらう技術を磨くのも大事。

 

ーおーつか先生『医師による医師のためのChatGPT入門

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【生成AI】医者の三種の神器(ChatGPT、Google Chrome、DeepL)を使いこなそう

本書では、おーつか先生が「医者の三種の神器」を提唱していらっしゃいます。

どれも広く使用されているデジタルツールですよね。

<医者の三種の神器>

  1. ChatGPT(チャットジーピーティー):生成AIの一種で、文章の作成や翻訳、要約などに役立つ
  2. Google Chrome(グーグルクローム):インターネットブラウザで、拡張機能を追加すると様々な機能が使える
  3. DeepL(ディープエル):翻訳ツールで、高い精度で英語や日本語などの言語に翻訳できる
ねこさん
年配の医師はデジタル苦手な人が多いから、「聞いたことはあるけど、使ったことはない」という人もいるだろうね。
更紗
私が大学病院勤務していた頃は、電子カルテが使えない教授もいました。側に若い医師を置いて代理入力させていましたね。
しかしこれからの時代、デジタルツールを使いこなせなければ、仕事の仕方においても格差が広がるばかりです。
当ブログの読者の皆さんには、この記事を読んだことをきっかけに、
是非「デジタルツール強者」になっていただきたいと思います。

Google Chromeと拡張機能

本書では、Googleアカウント作成後Chromeウェブストアに移動し、下記2つの拡張機能を追加していました。

<おーつか先生オススメ拡張機能>

YouTube Digest:ChatGPTでまとめる → YouTubeの内容を要約する(英語の内容も日本語で要約される)
Pubmed Impact Factor → Pubmedで論文を検索した際にインパクトファクター(IF)が表示されるようになる

本書の巻末には、おーつか先生オススメの拡張機能がまだまだ紹介されています!

DeepL

様々な翻訳ソフトが流通している中で、DeepLは外国語→日本語の翻訳における精度の高さが特徴。

ある翻訳会社の調べによると、DeepLで翻訳された英語の約70%がネイティブスピーカーにとって違和感のない英語だったそうです。

約70%の精度…ということは、日本語→英語への翻訳はあまり期待してはいけないということ。

この点については、後ほどオススメの対策法をご紹介いたします。

先述のGoogle Chromeの拡張機能の一つに、DeepLもありますので、早速導入してみてください。

<おーつか先生オススメ拡張機能>

DeepL翻訳:読みながら、書きながら使える翻訳ツール → 翻訳したい部分を選択するだけでDeepLの翻訳マークが表示されるようになる
ねこさん

通常であれば「翻訳したい部分をコピーして、DeepLのサイトにペーストする」という手間がかかるのが、DeepL翻訳を使えば、「翻訳したい部分を選択して翻訳マークをクリック」で済むんだね。

更に、DeepLとPubmed Impact Factorの両方の機能を備えた拡張機能も存在します!

<おーつか先生オススメ拡張機能>

PubmedX → Pubmedの日本語検索が可能、タイトルに和訳を追加、インパクトファクターを追加、メモを追加

しかしここまできて、皆さん思ったことでしょう。

「ChatGPTで翻訳できないの?」と。

結論を先に申し上げますと、全然出来ます!

更紗

ChatGPTは日本語→外国語の翻訳に優れており、先述のDeepLの苦手分野を補ってくれるんですよ。

本書内では「DeepLで日本語→英語に翻訳した文章に誤りがあった」というエピソードが紹介され、

「ChatGPTで日本語→英語に翻訳する」「それを更にDeepLで英語→日本語に翻訳して確認する」ことが推奨されていました。

ChatGPTは文章の意図を汲み取った翻訳が得意なので、

こちらのプロンプトが不十分でも「あなたが言いたいのはこういうことでしょ?」「もっと丁寧にしたいならこういう言い方もあるよ」と自ら考えて提案してくれます。

まるで友人のよう…!

私も、自分のジャーナリングの文章をChatGPTに英訳してもらって、英語学習に応用しています。

英語学習のパートナーが出来た気分です。

わからないことがあればまずはChatGPTに聞く。

ググるのと同じくらい、ChatGPTに聞くという行為を当たり前にしてほしい。

 

ーおーつか先生『医師による医師のためのChatGPT入門

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【生成AI】要注意!ChatGPTの危険使用を避けるために

要注意① ハルシネーション

以前、「ChatGPTがウソの論文をでっち上げて、自身の回答の信憑性を高めようとしていた」というニュースを目にしました。

このように、AIがウソをつく現象をハルシネーション(幻覚)といいます。

もしChatGPTの回答を鵜呑みにして、誤った診断・検査・治療を進めてしまったのだとしたら、取り返しのつかないことになります。

ねこさん

人間、誰だって間違うことがある。それは生成AIでも同じなんだね。

ChatGPTを仕事で使う際は、「使う側に間違いを見抜く専門性が必要である」ということを肝に命じてください。

ChatGPTは自身の専門分野での活用に留めるべきであり、

ご自身の専門外の疾病については、従来通り専門医に相談・紹介しましょう。

更紗
例えば、翻訳ソフトによる外国語→日本語の翻訳は、日本語のネイティブスピーカーならば「変な日本語に翻訳されているな〜」と気付き修正することが出来ます。このように、ChatGPTの回答は必ず自身の目でチェックするようにしてください。

要注意② 守秘義務違反

また、医師には守秘義務があります。

例えば症例報告を作成する場面で、ChatGPTに患者さんの個人情報を学習させてしまうと、

いずれ誰かの架空症例でその患者さんが登場してしまう可能性があるのです。

ChatGPTのプロンプトには「患者さんの個人情報を入力しない」ということを徹底しましょう。

更に、ChatGPTの設定画面で「学習機能をオフ」にする方法もあります。

(「プラス設定&ベータ」→「データ制御」→「チャット履歴とトレーニング」をオフ)

更紗
本書内では、更にChatGPT自身に「医師がChatGPTを使う時の注意点を教えてください」と尋ねていました。その回答が的確だったので、下記に引用させていただきます。

医師がChatGPTを使用する際に注意すべき点はいくつかあります。これらは、技術の限界、専門的知識の要求、および倫理的・法的な側面に関連しています。

  1. 最新の情報にアクセスできない:ChatGPTは、トレーニング時点でのデータに基づいて回答を提供します。したがって、最新の医学研究や治療ガイドラインについては、専門のデータベースや公式な医学文献を参照する必要があります。
  2. 個別の診断や治療には不向き:ChatGPTは、個別の患者の診断や治療計画を立てるためには使用すべきではありません。これは、個々の患者の医療歴や症状を詳細に把握することができず、また医師の臨床的判断を置き換えるものではないためです。
  3. 一般的な情報としての利用:ChatGPTは、医療に関する一般的な情報提供や、特定の病状や治療方法に関する基本的な知識の提供には適しています。例えば、特定の病気の一般的な症状や、広く受け入れられている治療法についての情報提供です。
  4. 患者のプライバシー保護:患者情報は厳格に保護されるべきであり、ChatGPTを含むオンラインプラットフォームで患者の個人情報を共有することは避けるべきです。
  5. 倫理的および法的責任:医師は、医療アドバイスや治療決定について最終的な倫理的および法的責任を負います。ChatGPTの提供する情報は参考程度に留め、最終的な臨床決定は医師の専門知識と判断に基づいて行う必要があります。
  6. 継続的な学習と更新:医学は常に進化している分野であるため、医師は最新の研究やガイドラインを追い続ける必要があります。ChatGPTはあくまで補助的なツールであり、常に最新の医学知識に基づいた判断を下す必要があります。

 

ーChatGPT

ねこさん
本書は、ChatGPTの積極的な使用を推奨しつつも、医師が守るべき一線を明確に引いている。さすが大塚先生だね。

「仕事を丸投げにする」ことと「仕事を任せる」ことは違う。

生成AIには仕事を丸投げできないし、それは人間に対しても同じではないだろうか。

ある部分の「仕事を任せる」つもりで生成AIを利用すれば、驚くほど活用の幅は広がるだろう。

 

ーおーつか先生『医師による医師のためのChatGPT入門

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おわりに

今回は、「医師が生成AIを活用するためのノウハウ」基礎編をお届けしました。

いやあ…基礎編とはいえ、盛りだくさんな内容でしたね。

私は『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズを読んで、改めて「すごい時代になった」と身震いしました。

私が医師として働く中でヤキモキしていた雑務の多くが、生成AIに補助・代替してもらうことが可能になったのですから。

更紗

「もっと早く生成AIがあったら良かったのに〜」とないものねだりをしたくなりますが(笑)、仕方ありません、何事にも意味があるということで。

Everything happens for a reason!

そして、私が考える「セルフ働き方改革の方法」についても大きな変化がありました。

私がこれまで推奨してきたセルフ働き方改革の方法は、下記の3つでした。

<(従来)当ブログ推奨のセルフ働き方改革の方法>

  1. 転職
  2. 副業
  3. 読書

しかしこの度、ここに「生成AI活用」も加えることにしました。

<(New!)当ブログ推奨のセルフ働き方改革の方法>

  1. 転職
  2. 副業
  3. 読書
  4. 生成AI活用

私たちの働き方が変わるのであれば、「セルフ働き方改革の方法」もアップデートされるのは必然です。

今現在、ご自身の働き方に悩んでいる方は、是非生成AI時代に沿った働き方をしてください。

生成AIを使いこなせるようになれば、今よりもっと自由に、軽やかに働けるようになるはずです。

私もまだまだ勉強中の身。

当ブログで一緒に、生成AIについて学んでいきましょう。

次回の記事もお楽しみに!

では、また〜。

*生成AIに興味がある方は、今回の参考書籍『医師による医師のためのChatGPT入門』シリーズは絶対に購入していただきたいです。

書籍を読みながら当ブログをご覧いただくと、より理解が深まりますよ。

↓ 2024年4月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

↓ 2024年9月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門②』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

↓ 2025年12月発行 ↓

医師による医師のためのChatGPT入門③』(著:大塚 篤司、出版:医学書院)

過去記事で紹介した、医師のキャリア形成事例集『医師のための40歳からのリブート(再起動)大作戦』(編:岸 拓弥、出版:メディカ出版)には、大塚先生の教授選エピソードも掲載されています!

ご興味ある方は、是非こちらもご覧ください。

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