【人生を変える読書術】科学的インプットで自己成長を促そう!

  • 2023年12月12日
  • 2023年12月13日
  • 読書

皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。

私は2023年9月頃まで、「いくら本を読んでも、内容をほとんど覚えていない」ということに頭を悩ませていました。

自分の記憶力の衰えに絶望し、「たくさん勉強しても、もう成長できないのかな…」と不安に苛まれていました。

しかし、そんな私を助けてくれたのが、当ブログで何度も登場している書籍『学びを結果に変える アウトプット大全』(著:樺沢 紫苑、発行:sanctuary books)です。

著者の樺沢先生自身、ある時「いくらインプットしてもちっとも成長していない」ということに気付き、

意識的にアウトプットを強化することで、飛躍的な自己成長を日々実感出来るようになったとのことです。

脳科学的にも、アウトプット中心の学びでないと全く記憶に残らないし、経験値として積みあがらないことが証明されています。

そんな『アウトプット大全』、実は兄弟本があるのをご存知でしょうか?

その名も『学び効率が最大化する インプット大全』(著:樺沢 紫苑、発行:sanctuary books)です!!!

個人的には、『アウトプット大全』と『インプット大全』2冊セットでお読みいただくのがオススメです。
どちらも実用的な本なので、すぐに皆さんの実生活に活かすことができますよ。
アウトプット推しの樺沢先生が書く「インプット」の本、興味あるなあ。
今回の記事では、『インプット大全』より、「科学的に記憶に残る読書術」をご紹介します。
私は、自分の成長のためには読書は欠かせないと思っています。
皆さんもこの読書術を身につけ、樺沢先生のように自己成長を実感できるようになりましょう!
是非ご一読ください。
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インプットの基本法則

まずはインプットの基本法則について学んでいきましょう。

インプットは「量」より「質」を重視

インプットにおいて、「量」と「質」のどちらが大切でしょうか。

答えは「質」です。

しかし書店に行くと、「速読」「多読」を勧める昔ながらの読書術の本が、依然としてたくさん出ています。

つまり、インプットの「量」を求めたい人がまだまだ多いということです。

しかし、自己成長するにはホームラン本(気付きと学びが多い、座右の書にしたい密度の高い本)が必ず必要です。

三振本(大した学びが得られない、内容の薄いハズレ本)をいくらたくさん読んでも、成長には繋がりません。

ホームラン本であれば、もちろん月1冊読むよりも月3冊読んだ方が成長します。

やみくもに「量」だけインプットするのではなく、まず「質」を確保し、その上で「量」を増やしていくようにしましょう。

「質」の低いインプットは、意味がありません。

インプットの精度を高めるには

インプットの「質」を高めることを、本書では「インプットの精度を高める」と表現しています。

休み時間になればすぐにスマホを開き、最新情報をチェックするという人も多いでしょう。

しかし、樺沢先生が行った調査によると、たった1週間でその97%を忘れてしまうとのことです。

世の中の多くの人は質の低いインプットをしていて、結果、そのほとんどを忘れてしまうのです。

自分にとって「本当に必要な情報・知識」に狙いを定めて、ピンポイントで集めることで、時間を短縮でき、アウトプットも効率的に行えるようになります。

そもそも「必要のない情報」は見ない・接触しない、つまり情報を「捨てる」努力が必須なのです。

このブログは「働き方」についての特化ブログだから、運営側としても「読むべき本」がハッキリして勉強しやすいよね。
更紗
樺沢先生は、「自分が興味・関心のある分野を3つ挙げられるようにしよう」と書いています。そうすることで自分にとって大切な情報を自動的に選別できるとのことです。

「なんとなく」読む、聞く、見るのはNG

アウトプットの定義は「話す」「書く」「行動する」ことです。

一方、インプットの定義は「読む」「聞く」「見る」ことです。

しかし、そのいずれも「なんとなく」で脳に情報が入力されていないのであれば、「ザル読み」「ザル聞き」「ザル見」でNGだとのこと。

下記のように、しっかり記憶にとどめることを意識しましょう。

  • 注意深く読む:精読、深読
  • 注意深く聞く:傾聴
  • 注意深く見る:注目する、観察する
更紗
うちの夫はお喋り大好きでよく話しかけてくるのですが、度々「ザル聞き」してしまうの、反省してます(汗)。
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インプットと目標設定はセットで

勉強する場合、本を読む場合、講座を受講する場合。

何か学んだり、インプットしたりする時は、必ず「方向性」と「ゴール」を設定してください。

樺沢先生が、最近英語の勉強を始めたというAさんに「なぜ英語を勉強しているのですか?」と質問したところ、

Aさんは「将来役に立つかもしれないから」と仰ったそうです。

これではインプットの目標があいまいで、どこに向かっていいか分からない。インプットの精度が低いのです。

「海外留学したい」という方向性があるのだとしたら、「ワーキング・ホリデーでオーストラリアに行く!」などの具体的なゴール設定をしましょう。

そうすると、下記のような項目も明確になります。

  • 必要な語学力は?→TOEIC◯点
  • いつまでに?→◯年◯月までに

「どんなテキストを買うか」「週に何時間勉強が必要か」という勉強法まで定まってきます。

たったの10秒でいいので、インプットの前に「何のためにするのか」考えましょう。

インプットの精度が飛躍的に高まります。

更紗
私も本を読む時は、「学びたい」という方向性とともに、「ブログ記事にする」というゴール設定をしていますね。

アウトプット前提(AZ)でインプット効果は100倍になる

インプットしたら2週間で3回以上アウトプットする、そうするとインプットした内容がしっかりと記憶に残ります。

しかし実は、そんなに何度もアウトプットしなくても、一発のインプットで記憶に残す技があります。

それは「アウトプット前提でインプットを行う」ことです。

樺沢先生は、このことを略して「AZ」と読んでいます。

なぜ、アウトプット前提にすると、記憶に残りやすくなるのでしょう?

それは心理的プレッシャーがかかり緊張状態に陥ると、脳内物質ノルアドレナリンが分泌されるからです。

ノルアドレナリンが分泌されると、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。

樺沢先生の調査によると、「なんとなくインプット」するのと比べ、「AZのインプット」はインプット量が100倍になるとのこと。

本を読んだら、ブログやSNSで感想をシェアしてみましょう!

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喜怒哀楽を伴う出来事は強烈に記憶に残る

先程も「インプットをしたら2週間以内に3回アウトプットしないと記憶に残らない」とありましたが、実は例外があります。

感情が刺激されるような喜怒哀楽が伴う記憶は、アウトプットしなくても、復習しなくても、圧倒的に鮮明に記憶に残るのです。

それはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、エンドルフィン、オキシトシンといった、

喜怒哀楽に伴って分泌される脳内物質には、記憶を増強する作用があるのです。

樺沢先生は、この脳の仕組みを活用した「感情刺激アウトプット術」を7つ紹介してくださっています。

<感情刺激アウトプット術>

  1. ストーリーを活用する(漫画化、小説化されたビジネス書を読む)。
  2. 好奇心を大切にする。ワクワクすることを勉強する。
  3. 本を買ったらすぐに読む。「読みたい!」という気持ちが強いうちに読む。
  4. 「わからない!」と思った瞬間に検索する。
  5. 大舞台で講演する(「緊張」「興奮」「教える」で記憶増強)。
  6. 映画、美術鑑賞など「感動」「学び」と連動させる。
  7. 旅行(「緊張」「興奮」「感動」から学ぶ)。
更紗
実は私は、子どもの時からずっと「より良い働き方」に興味があったんですよ。だからブログのために勉強するのもワクワクします!

本を読む

いよいよ、「科学的な読書術」について書いていきます。

学びには、ステップがあります。

このステップを順番に上っていくとインプットの効率はよく、いきなり高度な学びをしようとするとインプット効率は悪くなります。

それどころか、何も身につかずにお金と時間を失ってしまいます。

例えば、英会話を勉強する場合。下記のような順でステップアップすると良いでしょう。

  1. 英会話の本を何冊か読んでみる。
  2. スマホの英会話の音声アプリやYouTubeの英会話チャンネルで勉強してみる。
  3. 英会話学校のグループレッスンを受ける。
  4. 英会話学校のマンツーマンのレッスンを受ける。

「学びのステップ」を把握して、段階的に学ぶことで、最短・最速でコスパよく自己成長することができます。

「本を読む」ことは、学びの最初のステップになります。

学びたいことがあったら、まずは1冊、本を買ってみましょう。

深く読む

樺沢先生は、速読・多読をおすすめしていません。

内容の理解が薄く、感想も言えない(アウトプットできない)ザル読みでは、

100冊読んだところでほとんど自己成長しないからです。

重要なのは、「深く読むこと」(深読)です。

深読の定義は、「その本の内容について議論できる水準で読む」ということです。

そのためにはアウトプット前提(AZ)で読みましょう。

そして、実際に読んだ後、アウトプットする。それだけです。

「数」や「スピード」を目指すのは、その後です。

更紗
私は本を読むのが遅くて、いつも「もっとたくさん読書したいのに〜!」とヤキモキしていたんですが、安心しました。

感想を前提に読む

「深読」のための格好のトレーニングが、読書感想を書くということです。

読書感想は、SNSやブログなど、他人が読める媒体に書くべきです。

そうすることでプレッシャーがかかり、ノルアドレナリンが分泌されます。

ノルアドレナリンは集中力を高め、記憶力を高める脳内物質です。

責任感やプレッシャーがあるからこそ、自己成長が加速するのです。

<感想前提読書術の具体的方法>

  1. 重要と思ったら、すぐにアンダーラインを引く。
  2. 後から読み直したい、引用したいところに付箋紙を貼る。
  3. 気付き、派生するアイデアなど、何でも書き込みをする。
  4. その本の「ベスト名言」を選ぶ。
  5. その本の「最大の気付き」を書く。
  6. 今日から実践したい「最大のTO DO」を書く。
  7. 本を読んだら、短文でもいいので必ず感想を書く。
さすが樺沢先生、しっかりアウトプットを意識しているね。
更紗
私は読書感想文を書くのが苦手なので、ブログで練習中です!

効率よく読む

本を買って、「さあ読むぞ!」と1ページ目から読み始めたものの、第2章くらいまで読んで力尽きて、最後まで読みきれない。

そんなことはありませんか?

読書は、「本の1ページ目から順番に読んでいくのが当たり前」と思っている人が多いかもしれません。

それは小説を読む場合はいいのですが、ビジネス書や実用書の場合は、ものすごく効率の悪い読書法です。

樺沢先生がおすすめしているのは、「パラパラ読み」。下記にその方法をご紹介します。

<パラパラ読みの方法>

  1. その本を買った目的を明確にする(例:ビールの歴史について知りたい)
  2. 目次を見て、興味のある項目を3つピックアップする(例:ビールの語源、ビールと産業革命、日本での普及)
  3. ①と②の内容を探しながら、パラパラと本をめくっていく
  4. 各章の最後の「まとめ」に注意しながら、本の内容を把握する

「パラパラ読み」をしてから、今度は1ページ目に戻ってじっくりと読んでいきますが、

その本の構成や内容を既に把握しているために、圧倒的に深く読めるようになります。

「パラパラ読み」をするだけで、読む深さが2倍、速さが2倍になるイメージです

本の「設計図」を理解して、重要な部分から読むクセをつけましょう。

オリエンタルラジオの中田敦彦さんも、本の内容を分かりやすく紹介する「YouTube大学」というチャンネルを運営しているけど、同じようなことを言っていたよ。
更紗
是非中田さんのYouTube動画をご覧ください。中田さんは、「本は偉人の話がいつでも聞ける装置」だと仰っていて、なるほど!と思いました。
YouTube

この動画の前編・後編はこちらhttps://youtu.be/qWiHBJaQbEwhttps://youtu.be/_…

YouTube

この動画の前編・後編はこちらhttps://youtu.be/qWiHBJaQbEwhttps://youtu.be/_…

まとめ 「本をたくさん読みたい!」という夢が叶いました

私は子どもの時から「本をたくさん読みたい!」という欲求があったものの、なかなか読めないでいました。

子どもなので金銭的な問題もありますが、

せっかく本屋に行っても欲しい本がなく「無駄足だった」と感じることが多かったり、

購入しても、勉強が忙しく読む時間がなかったり。

しかし今は、大人になり好きな本を買うお金があります。

ネットで欲しい本を確実に購入することができます。

専属産業医に転職してから、読書をする時間を十分確保することができるように。

そして「ブログに書こう」とアウトプット前提(AZ)で読むことで、読書による理解力も格段に高まりました。

ブログがあること、ブログを読んでくださる皆さん、そして樺沢先生に心から感謝しています。

更紗
幸せいっぱいで泣きそうです(涙)。

私は専属産業医に転職してからの4年半、「転職・副業・読書で人生が変わる」ことを実感して生きてきました。

もしも皆さんの中に、閉塞的な気持ちで生きている方がいるのだとしたら、まずは本を読んで解決策を探してみてはいかがでしょうか。

それが皆さんの新しい人生の第一歩なのかもしれませんよ。

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