皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。
今日は「医師の資格の取捨選択」について書いていこうと思います。
医師であれば、医師免許の他にも自分の専門性に合わせた資格を取得するのが一般的ですが、皆さんはいくつお持ちですか?
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。皆さんの中には、これから専門医資格の取得を目指す方もいらっしゃるかと思います。そういう方は、新専門医制度に対して、少なからず不安な気持ちを抱いているのではないでしょうか。というの[…]
気付いていますか?資格を持つことのコスト
- 資格取得費(試験料、審査料、認定料など)
- 学会年会費
- 学術大会参加費・発表費・交通費・宿泊費・交際費
- 資格更新費(試験料、審査料、認定料など)
<時間・労力の負担>
- 症例件数を集める
- 症例レポートを作成する
- 資格取得のための試験勉強・受験
- 資格取得のための書類用意・事務手続き
- 学術大会参加実績を積み上げる
- 学術大会発表実績を積み上げる
- 論文実績を積み上げる
- 資格更新のための書類用意・事務手続き
下手をすると、各資格毎にこれらのお金・時間・労力をかけなければならないのですから、その負担は個人にとっては莫大なものになると予測されます。
日々「仕事も家庭も忙しい」、「時間が足りない」と感じている方は、
資格にかかるコストを見直すことが、皆さんの悩みの解決につながるかもしれません。
これから新たな資格を取得しようという人は、取得・維持にかかる負担をしっかり考慮しましょう。
既に複数の資格をお持ちの人は、自分にとって本当に必要な資格なのかどうか、改めて吟味してみてください。
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。今回は、「専門医資格の選び方シリーズ」の第1回目、臨床系専門医についてです。本当は「単純に好きなところを選びなよ!」と言いたいのですが、私の周りには「この専門を選んで[…]
【資格の取捨選択】資格集めをしていたA先生の場合
ここからは、私の知人の先生お二方(A先生、B先生)の事例を紹介させていただきます。
A先生は、私が大学院生時代に出会った女性の臨床医で、多くの資格を持っていました。
その資格は臨床系・非臨床系を問わずバリエーション豊かで、「私、資格集めが趣味だから!」とご自身で仰るほど。
「大学病院でもA先生しか取得していない」というレアな資格まで持っていて、当然大学病院では重宝されていました。
A先生はバリバリの臨床医でしたが、私の所属していた産業医学系医局のポストに就かれたので、よくお話を聞かせていただきました。
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。臨床医である皆さんの中には、既に嘱託産業医バイトをしていて、「専属産業医も面白そうだな~転職しようかな」と思っている方もいるのではないでしょうか。専属産業医は労働条件が良く、仕事と家庭の両立[…]
【資格の取捨選択】ほぼ資格を持っていないB先生の場合
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。今回は「専門医資格の選び方シリーズ」の第2回目、社会医学系専門医についてです。このブログは臨床医を対象にしていますので、社会医学系専門医についてはあまり知らないという[…]
【資格の取捨選択】私も資格の取捨選択をしました
ちなみに、私が現在保有している資格は下記の6つです。
資格名 | 管理団体 | 更新年数 | |
1 | 医師免許 | 国家資格 | 更新不要 |
2 | 労働衛生コンサルタント(保健衛生) | ||
3 | 社会医学系専門医 | 社会医学系専門医協会の資格 | 5年毎 |
4 | 認定内科医 | 日本内科学会の資格 | |
5 | 認定産業医 | 日本医師会の資格 | |
6 | 健康スポーツ医 |
- 医師免許(国家資格)
- 労働衛生コンサルタント(保健衛生)(国家資格)
- 社会医学系専門医(社会医学系専門医協会)
- 認定内科医(日本内科学会)
- 認定産業医(日本医師会)
- 健康スポーツ医(日本医師会)
A先生とのエピソードでは「臨床系の専門医資格も取得しようと思う」と話していたのですが、結局やめました。
「臨床医と産業医、どちらの道に進みたいのか」自問自答して、下記のような結論に至ったからです。
「私は臨床に興味がない。臨床医は一日も早く辞めたい」
「自分の理想の暮らしを実現するためには、産業医の道に進むのがベスト」
そうなると、臨床系の専門医資格は私にとって必要ない資格です。「取得したい」と言っていたのは、世間体のためだったと今なら分かります。
①〜③の資格は産業医の仕事に関連があるので、今後も維持していきたいと考えています。
④は唯一の臨床系資格ですが、今後臨床バイトをしないとも限らないので、念のため維持しています。
⑤⑥は、取得はしたけれどもう更新しないと決めている資格です。
産業医になるために取得した⑤認定産業医ですが、5年に一回の更新が必要なのがネックでした。
その後、更新不要の②労働衛生コンサルタント(保健衛生)を取得したので、そちらの資格で産業医を継続することにしました。
また、⑥健康スポーツ医は、下記のような理由で取得しました。
- 私の所属する医局が呼吸器リハビリテーションも行っていて、身体活動と健康の関係に興味があった
- 現在勤務している事業所にテニスの実業団があったので、資格が役立つかもしれないと思った
取得に当たっての講習会は大変勉強になりましたが(余談: 前の席の医師が、講習会中にストロングゼロを飲み始めて驚きました。きっとアルコール依存症ですね)、
この5年間、結局一度も資格が必要になることはありませんでした。
なのでこの度更新なのですが、もう更新せず手放すことにしました。
学術大会のWeb参加は永遠に続いてほしい
コロナ禍で一般的になった学術大会のWeb参加。めちゃくちゃ助かっています…!
私はコロナ禍の直前に第一子を出産したので、子連れで学術大会に行ったことはありませんが、
子連れで学術大会なんて、「託児所設置していても無理だろ」と思うほど大変ですよね(笑)。
現地参加しか認められなかった時代、多忙で、最低限の滞在時間で急いで帰らなければならない医師もとても多かったですよね。
なので、「Web参加したり・後日オンデマンド配信を視聴したりした方がよっぽどしっかり学ぶことができる」という先生もたくさんいらっしゃると思うのです。
無駄に交通費・宿泊費をかける必要もありません。
Web参加のおかげで、私は小さい子どもがいながらも、欠かさず学術大会に参加して勉強したり・資格更新条件を満たすことができています。
本当にありがたいことです。運が良かったと思います。
Web参加は、今後も永遠に継続してほしいですね。マレーシアから参加したいと思います!
まとめ
資格を取得するために努力することはとても素晴らしいと思います。
興味のあることを学ぶ時、「せっかくだから資格を取ろう、仕事になるかもしれないし」という気持ちもすごく良く分かります。
ですが資格を取得・維持するために自分がボロボロになってしまっては本末転倒です。
「自分のお客さん(臨床医であれば患者さん)にとって、喜ばれる資格は何だろう?」という視点があると、本当に必要な資格が自ずと分かってくるのではないでしょうか。
勤務医に必要な資格、開業医に必要な資格、フリーランス医に必要な資格…それぞれ違うと思います。
資格は、あなたを活かすためのツールです。
是非、自分が輝ける資格を見つけてくださいね。