【必読!】『仕事の辞め方』〜鈴木おさむさんの金言3選

  • 2024年1月27日
  • 2024年10月21日
  • 読書

鈴木おさむさんの引退宣言

皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。

2023年10月12日、放送作家の鈴木おさむさんが「2024年3月31日に、放送作家業と脚本業を辞める」と報告されました。

鈴木おさむさんといえば、「SMAP×SMAP」や「めちゃ×2 イケてるッ!」、「笑っていいとも!」など、数々のマンモス番組を生み出してきた伝説の放送作家。

更紗
私も、それらの番組を観て育った世代です。

今現在放送中の『離婚しない男』というドラマの脚本も手掛けていらっしゃいますね。

「こんなに仕事が順調なのに、なぜ辞めてしまうの?」と、疑問に感じている方も多いことでしょう。

私もその一人でした。でも、今はその理由がよく分かります。

私に答えをくれたのが、2024年1月24日発売の『仕事の辞め方』(著:鈴木おさむ、出版:幻冬舎)です。

当ブログは「働き方」の特化ブログです。対象者は、「働き方に悩んでいる臨床医」。

そして私自身、2024年3月31日に丸5年働いた現在の職場を退職し、海外移住することが決まっています。

これはブログのためにも、自分自身のためにも、読まないわけにはいかないと思いました。

そして読んでみて、「本当に良い本だな」と思いました。

鈴木おさむさんの32年間の放送作家人生。その重み、感動、学びを、私たちにも分かりやすい語り口で書いてくださっています。

面白いだけでなく、泣けます。

今回の記事では、鈴木おさむさんの新刊『仕事の辞め方』から、金言を3つご紹介。

この記事を読むことで、働き方に悩んでいる皆さんの日々の働き方・人生の築き方が変わるはずです。

是非ご一読ください!

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【金言①】仕事は自分の都合に合わせてくれない

結婚したり、子供を授かると、まず、自分の時間の使い方が大きく変わってきます。

そして年を重ねてきて、40代になると、20代、30代の頃と違って、体にも変化が出てきますし、お酒の飲み方、遊び方も変わってきます。

時間の使い方に大きな変化が出てくるのですが、仕事は自分の都合に合わせてくれません。

日本人のワークライフバランスが変わってきている中、40代を過ぎて、自分の生活を第一にして、その生活、ライフスタイルにあった仕事を選び直すというのもこれからは大事だなと思います。

ー『仕事の辞め方』(著:鈴木おさむ、出版:幻冬舎)

当ブログにドンピシャの内容ですね。

そうですよね、ライフステージや加齢に伴い、適切な働き方というのはどんどん変化していくもの。

それなのに、20代独身時代と同じ働き方を強要されている臨床医の皆さん。

決めつけないでよ…そうだけど…。

そういう働き方が無理なのに引き受けて、後輩医師に仕事を押し付けまくっている臨床医の皆さん。

更紗
私は、待機当番の上級医に頼まれて、代理で病院呼び出しに応じたことが何度もあります。その上級医は待機手当もらっているのに、私はタダ働きでした…。

これでは誰も幸せになりませんよね。

私は、子どもがいない時期は臨床医として命懸けで働きましたが、子どもをもうけるタイミングで産業医に転職しました。

産業医の働き方の方が、自分や家族の望みにマッチしていると思ったからです。

更紗
のびのび育つ子どもたちを見て、「産業医に転職して良かった」と、心から思います。

自分や家族の人生のために仕事を選び直す「転職」は、決して「逃げ」ではなく、建設的で前向きな選択だと思います。

今現在、働き方に悩んでいる皆さんにとっても、よい解決策になるかもしれませんよ!

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【金言②】天職に就くのは何歳からでも可能

自分の持っている「才能」を出せていない人がほとんどだと思います。(中略)

世の中の大人たちのほとんどが、自分のDNAに刻まれている才能に気づけずに、その職業を選択出来てない。(中略)

でも、思うのです。絶対に自分の中のDNAはメッセージを出してくれている。

それが「思いつき」。(中略)

つまり、ふとした思いつき、「〇〇って興味あるな〜」「一度習ってみたいな〜」なんて「思いつき」はDNAのメッセージかもしれない。

だから結局「行動する人」が勝っていくんですよね。

天職に就くのは何歳からでも可能です。

天職をいまだ探していますという人は、自分の「思いつき」を単なる「思いつき」と処理せずに、

サインだと思って受け止め、まずは行動してみるといいと思います。

ー『仕事の辞め方』(著:鈴木おさむ、出版:幻冬舎)

こちらの言葉も、とても共感できました。

「自分って何の才能もないな…」、「才能のある人が羨ましい…」なんて、私もよく考えます。

けれど、ハッキリ言いますが、それは「行動しない言い訳」です。

大活躍している天才の方々にも、最初の一歩が必ずありました。

そしてその後、何があっても継続するという努力をされてきています。

日本人は「カッコ良く生きたい」と思って、失敗を恐れて挑戦しない人が多いように思います。

私は「挑戦しまくって失敗しまくって泥臭く生き抜いている人こそカッコ良い」と思っています。

自分もそういう人間になりたいです。

なので、ここ5年間は、「思いついたら即行動」を実践してきました。

失敗したらまた元に戻ればいいだけですから、恐れることはありません。

本業でも副業でも、下記のように挑戦しまくってきました。

  1. 臨床医から産業医への転職
  2. 労働衛生コンサルタント(保健衛生)資格取得
  3. 電子書籍発行
  4. ブログ開設
  5. タロット占い(ただの趣味ですが、「お金とれる」と言われるほど当たります)
  6. YouTube、TikTok配信
  7. エッセイコンテスト応募
  8. ホームページ制作
  9. アーティスト活動
  10. 海外移住

こうやって挑戦してきたおかげで、多くの知識・技術を身に着けることができ、まるで生まれ変わったように充実した毎日を送れるようになりました

ありがたいことに、少しだけ副業で収入も得られるように。

皆さんも何かにチャレンジして、自分の才能を見つけてみませんか?

皆さんが何歳であろうと、関係ありません。

自分の可能性を広げることは、とてもワクワクしますよ!

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【金言③】幸せこそ自分でオーダーメイド

自分の幸せと人の幸せを比べても、そこに答えはない。

あくまでも人の幸せはその人のサイズである。

自分に合った幸せは年とともに変わっていくだろうし、そのサイズも形も人によって違うのだ。

一旦、立ち止まり、今、自分が笑顔になれる瞬間はいつだろうと考える。(中略)

人と比べずに、自分の中で、必要なもの、なくなったら嫌なものを想像してみる。

そこに自分の幸せの形がある。幸せこそ自分でオーダーメイドなんだよな。

ー『仕事の辞め方』(著:鈴木おさむ、出版:幻冬舎)

皆さん、どこかで「臨床医であれば、何歳になっても子どもが生まれても、急性期病院で専門医としてバリバリ働くことが正義」と思っていないでしょうか?

私たちは医学部でそういう教育を受けてきたので、仕方がないのかもしれません。

しかし一度、「そういう働き方をして、本当に自分は幸せだろうか」とご自身の胸に問いかけてみてください。

当然、「そういう働き方が大好き」な医師もいるだろうと思います。

「昔はそういう働き方が好きだったけど、家庭を持って考えが変わった」医師。

「医師になった当初からそういう働き方を望まない」医師。

皆が多様な考えを持っていて当たり前です。同じ人間などいないのですから。

なので、「バリキャリではない自分」に劣等感を抱いている方がいらっしゃるのだとしたら、決してそんなことはないと申し上げたいです。

私も元はバリキャリの臨床医でした。

しかし今は、「家庭を犠牲にする働き方はしたくない。生活していければ医師じゃなくても何の仕事でもいい」と本気で考えています。

皆さんは、何に幸せを感じて生きていますか?

自分の幸せよりも仕事の方が優先になっていませんか?

もし自分の幸せを優先させたら…と想像してみてください。私はそうやって、専属産業医というキャリアを捨てて海外移住することを決意しました。

皆さんも、きっと、全く違う人生が待っているはず。

自分の幸せは、自分で作れます。行動あるのみです。

まとめ

人生の岐路に立つと、ワクワクすると同時に、大きな不安も抱えることになります。

私自身、退職・海外移住という選択に迷いはないものの、不安な気持ちを抱いていました。

しかし、このタイミング(退職2ヶ月前)で「退職の指南書」ともいえる本書が出版されました。

私は運が良かったです。

おかげさまで、退職後の人生がとてもクリアに見えるようになりました。

是非皆さんも、書籍を購入して、鈴木おさむさんの金言の数々に触れてみてください。

皆さんの働き方・人生の築き方を見つめ直すきっかけになるはずですよ。

<拙著『医師転職のススメ』シリーズのご紹介>

当ブログの集大成となる「医師転職」に特化した内容で、前後編の2部作です。

医師転職のススメ〜「転職したくなる!」前編』(著:更紗)

  • 臨床医の過酷な労働環境
  • あまり機能していない、臨床医を守る手段 など

医師転職のススメ〜「転職を成功させる!」後編』(著:更紗)

  • 転職を学問として学ぶ
  • 医師転職の具体的な手順 など

<オススメポイント>
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ブログ記事も増えてきたので、「ブログだと、どの記事を見ればいいか分かりにくい…」という方もいると思います。そんな方にこそ電子書籍はオススメです!

働き方に悩んでいる臨床医の皆さんには、是非読んでいただきたいです。
どうぞ宜しくお願い致します。
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