皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。
「頭がいいというのと、仕事ができるというのは違うんだよね…」
この言葉にギクリとした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この言葉は、下記書籍の冒頭に綴られていたものです。
『最強の働き方 世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』(著:ムーギー・キム、発行:東洋経済新報社)
- 一流の基本(Basic)
- 一流の自己管理(Discipline)
- 一流の心構え(Mindset)
- 一流のリーダーシップ(Leadership)
- 一流の自己実現(Self-realization)
この中の⑤一流の自己実現(Self-realization)に的を絞って教訓をご紹介していきます!
今回の記事を読めば、苦しんで働いている方も「自己実現できる天職の探し方」を知ることができるようになるはずです。
是非ご一読ください!
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。もっと強くなりたい…力がほしい…「稼ぐ力」が…!(少年マンガ風)私は常々そう思っているのですが、皆さんはいかがでしょうか?「稼ぐ力」は、実は「働いても働かなくてもいい」という経済[…]
【最強の働き方】自己実現に必要な要素を知ろう
キム氏は「自己実現のための天職を構成するのは、総じて次の要素の組み合わせだと考えられる」と仰っています。
<自己実現に必要な要素>
【好きなことをする】
- 好きな仕事を全部する
- 強みを活かす
- 使命感を活かす
【周囲を巻き込む】
- ビジョンを掲げる
- 組織をつくり込む
【自由に生きる】
- 捨てる勇気をもつ
- 自由に挑戦する
ここから先は、この中の重要ポイントを抜粋し、医師の立場に置き換えて分かりやすくまとめています。
私自身の経験も書きましたので、参考になることがあれば幸いです!
【自己実現のための重要ポイント】好きな仕事を全部しよう!
私たちは会社に入ると、会社に求められる範囲のことに仕事内容を縛りがちです。
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。働き方に悩んでいる皆さん、転職活動していますか?当ブログは「働き方に悩んでいる臨床医」を対象に始めた「医師転職ブログ」なので、当然、これまでオススメ医師転職サイトの紹介もしてきました。[…]
【自己実現のための重要ポイント】やりたいことを模索し続けよう!
「将来何をやりたいのか」という問いに力強く即答できる人なんてほぼいないし、いまやっていることに悩みがないと断言できる人もほぼいない。(中略)しかし、多忙さや答えのなさを言い訳に、この「悩むプロセス」を飛ばして仕事を選んでも、最終的にはろくなことにはならない。正解はないのが基本だと割り切りつつも、少しでも自分が納得できること、自分がやりたいことに近づいていく不断の自己分析が重要なのである。(中略)万物は流転する。自分の心の望むもの、向かう先も変わっていくので、その都度それに意識を合わせるためにも、日々自分の心に向き合う必要があるのである。天職なのか、モラトリアム職(天職を探すための自分探しの仕事)なのか、無職なのかそれは人それぞれだが、一度しかない人生、自分のやりたいことに向き合う「自分を知る試み」を忘れないようにしたいものである。ームーギー・キム『最強の働き方』
燃え尽き症候群になって皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。マレーシア移住してもう4ヶ月半。こちらでの生活にも大分慣れたとはいえ、まだまだ心配事が目白押しの毎日です。まあ、海外生活一年生なんてそんなものですよね〜。とりあ[…]
【自己実現のための重要ポイント】自分の強みを活かそう!
さて、お次は「自分の強みを活かそう」です。
「やりたいことなんてねぇよ…」の次は「強みなんてねぇよ…」という声が聞こえてきそうです。
キム氏は、尊敬する先輩に「お前の強みは何か。それを活かして仕事をせなあかん。人の弱みは治らんし、治ってもその分野で強い人には勝てん!」と言われたのだそう。
これはあらゆる職業に当てはまる常識だが、「好き」だけで仕事を選んではいけない。
才能があり、努力も誰よりもでき、ライバルよりもこだわりがあって一流の仕事ができるという「強み」がなければ、趣味にするか仕事にするかの線引きは厳格にしなければならないのだ。
これは言い方を変えれば、「自分の強みを知り、それを最も活かせる仕事を知り、そんな仕事がなければ自分でつくり出す」ことが大切だということだ。それでこそ、「自分の強みを極める」天職にたどり着ける。
ームーギー・キム『最強の働き方』
これは持論ですが、自分の強みを知るには客観的な指標があるとよいと思います。
つまり下記のようなことです。
<自分の強みを知るための客観的な指標>
- 良い結果を出せたこと(例:〇〇の点数が良かった)
- 周囲の反応が良かったこと(例:〇〇について褒められた)
この歳になるといろんなことを忘れているのでちょっと大変ですが(汗)、私も自分の過去を思い返してみました。
私、何故か学校のテストでいつも国語がめちゃくちゃ点数が良かったんですよね。理数科だったので「国語で点数稼ぎするな」って担任の先生に怒られたくらいです(ひどっ)。
いや、点数稼ぎしていたわけじゃないんですよ、自分でも分からないけれど何故か高得点を取れてしまったんですよ。
今でも国語が得意という自覚が全くなく、むしろ苦手意識しかないのですが…これも自分の強みなのかな、と今回思いました。
現在書く仕事が増えてきているのも、国語力と無関係ではないでしょうからね。
皆さんも過去のエピソードから、ご自分の強みを探してみてくださいね!
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。今回は、私の生活に浸透している「書くこと」について連々とお話しさせていただいております。近況報告の他に、「書く仕事のメリット・デメリット」や「書くスピードを上げる方法」なども書いています[…]
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。皆さんは、これまで医師の仕事をやってきて、「自分は医師に向いている」と感じますか?「自分は医師に向いてます!!!」と断言できる奴はただのヤバイ奴である可能性もあるけどね。[…]
【自己実現のための重要ポイント】目の前の仕事を天職にしよう!
本書には度々天職という言葉が登場しています。ここでの定義は「自分の強みを極めることができる仕事」のようです。
ただしキム氏は、天職探しについて注意も促しています。
自分の天職を探す以前に、果たさなければならない責任もある。
家族をまったく顧みず、自分ひとりでミュージシャンや芸能界デビューの夢を見て、「自分の好きなことを何よりも優先する」というのは一般的にいえば順序が間違っており、まず責任を果たしたのちに天職うんぬんをいうべきであろう。
ームーギー・キム『最強の働き方』
これはその通りですね。私の「海外移住してノマドワーカーになりたい」という夢も、家族への影響が大きいことから、家族との話し合いや入念な準備が必要でした。
また、天職は目指して得られるものでなく、目の前の仕事に打ち込んだ結果、それが天職になることもある。名人芸の域に達している多くの人にとって、最初はその人の天職とは思えなかったことも多いのだ。
たまたま進んだ道で長らく努力する間に、ほかの人よりできるようになり、仕事も評価されるようになり、結果的に天職になった、というケースはいくらでも存在する。
そして一緒に働く人が誰なのかが自分の天職にとっていちばん大切という人もたくさんいるだろう。
ームーギー・キム『最強の働き方』
皆さん…白馬の王子様との運命的な出会いを待ち望んでいないでしょうか。
言い換えると、「これが自分の天職だ!」とビビッとくる何か(白馬の王子様)との運命的な出会いを待ち望んでいないでしょうか。
また、キム氏が人間関係についても触れていらっしゃいますね。次の項目で詳しく書いていきます。
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。当ブログでは、これまで「科学的にアプローチする」職業選択の本を紹介してきました。医師であれば誰でも科学的根拠に厳しいとは思いますが、ご自身が本当に悩み苦しんでいる時には、「科学的[…]
【自己実現のための重要ポイント】組織をつくり込もう!
「人ってどんなに優秀でも、ひとりでできることは本当にちっぽけなんだよね。ほかの人の力と合わせて、はじめて面白いことができるものだと思ったほうがいいよ」
これはキム氏が上司に言われた言葉とのこと。私も激しく同意です。
私は臨床医として働いていた時、「臨床現場って医師の個人プレーに陥りがち」と思っていました。もちろん、多くの医療職の助けがあって医療を提供できているのですが、当時はあまり連携できていなかったです。
臨床をやっていた期間はたった7年半でしたが、「自分の臨床医としての成長はここで頭打ちだな」、「これ以上良い医療を患者さんに提供することはできないな」と感じ、それが専属産業医への転職の後押しにもなりました。
今になってみると、「多くの医師・医療職と連携すればもっと良い医療を提供できた」と思うんですけどね。
専属産業医として企業に勤めるようになったところ、医療職のみならず社員さんも関わってくれることが多く、たくさんの学びがありとても楽しかったです。みんなで協力することで、ひとりでは到底成し得ない大きなプロジェクトを動かすこともでき、それが大きなやりがいになっていました。
今はマレーシアでひとりで副業しているので、少し寂しいです。ひとり作業は好きですが、仕事仲間がほしい!(笑)
【自己実現のための重要ポイント】自由に挑戦しよう!
皆さんは、Comfort Zone(自分にとって快適な領域)をご存知ですか?
Comfort Zoneは、ストレスのない居心地の良い環境や精神状態とのこと。
一見すると理想の状態のように見えますが、人はComfort Zoneにとどまると成長できないのです。
長い間コンフォートゾーンに留まっていると、新しい知識やスキルの習得機会を逃してしまいます。現状維持・停滞を打破するには、意識的にコンフォートゾーンから抜け出して挑戦を試みる必要があります。ー『人材アセスメントラボ』
織の強化と発展には、社員一人ひとりの成長が欠かせません。しかし日頃から意識しなければ、多くの社員は心地良い「コンフォート…
『更紗の医師転職ブログ』にようこそ。こんにちは、管理人の更紗(さらさ)と申します。このブログでは、働き方に悩む臨床医を対象に、より良い働き方を考えるのに役立つ情報を提供しています。何故、わざわざそんなことをしているの[…]
まとめ 「やりたいこと」×「できること」×「社会に要請されること」を見つけよう
ベンチャーキャピタリストの高宮慎一さんは、「自己実現できる天職の三要素」として下記を提唱していらっしゃいます。
<自己実現できる天職の三要素>
- 自分がやりたいこと
- 自分ができること
- 社会に要請されること
天職は、ベン図でこれらが重なり合った場所にある。なかでも最も大切なのは①で、そもそも「自分がやりたいこと」を基軸に仕事を探すことが重要だ、と力説していらっしゃったとのこと。
じつはこのベン図の話はスタンフォード大学の著名教授が提唱した有名な絵で、「高宮さん、これ、受け売りじゃないですか?」と突っ込んでみたところ、本人いわく、ご自分のほうが大昔から提唱している、とのことである。
(中略)
本当の自己実現とは、自分を自由にするということで、それは自分の幸せを自由に追求するということなのだろう。
ここで自分の胸に手を当てて、5年前、10年前、20年前という過去の自分、そして5年後、10年後、20年後の未来の自分に「何をやりたいの?」と聞いてみよう。
ームーギー・キム『最強の働き方』
働き方に悩んでいる皆さん。皆さんは、本当は何をやりたいですか?
どうぞご自分の素直な気持ちに耳を傾けてみてください。そこから、皆さんの天職となり得る仕事への糸口が見つかるはずです。
私も天職探し中ですので、一緒に頑張りましょう!
皆さんが天職に就ける日を心よりお祈り申し上げます。
↓ 本書にはまだまだ有益な情報が書かれていますので、ご興味がある方は是非購入してご覧ください! ↓
『最強の働き方 世界中の上司に怒られ、凄すぎる部下・同僚に学んだ77の教訓』(著:ムーギー・キム、発行:東洋経済新報社)
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。働き方に悩んでいる皆さん、転職活動していますか?当ブログは「働き方に悩んでいる臨床医」を対象に始めた「医師転職ブログ」なので、当然、これまでオススメ医師転職サイトの紹介もしてきました。[…]
皆さんこんにちは、更紗(さらさ)です。このページには、これまでブログ内で紹介してきた書籍の一覧を載せています。より良い働き方を考えるのに役立つと思いますので、興味のある方は是非チェックしてみてください!※随時更新して[…]